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【日本取引所グループ、Yahoo!ファイナンス】11月14日は『いい投資の日』!セミナー開催

 

 2017年11月11日(土)、 日本取引所グループ(JPX:東京証券取引所/大阪取引所)とYahoo!ファイナンスは、11月14日を「いい投資の日」とした記念セミナーを大阪取引所ビル アトリウムで開催した。投資関連の記念日としては10月4日の「証券投資の日」が投資家には知られている中、ハロウィン直後の11月からの6ヶ月間の投資リターンが高くなる事象が世界各国で確認されているとして、ゴロもふまえて11月14日を『いい投資の日』として、両社および一部金融機関がキャンペーンやPR活動を実施。本セミナーはその一環として開催されたもので、ハロウィンと投資の不思議な関係を関西学院大学・教授の岡田 克彦氏が徹底解説。さらに、実際に投資活動を行っている個人投資家数名も対談コーナーに登壇して経験談を披露した。

 

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 大阪証券取引所の前身である大阪株式取引所の発起人となり、その設立に尽力、大阪の経済的基盤の構築の功労者である五代 友厚公の銅像。NHKの「あさが来た」でディーン・フジオカが演じたことで人気沸騰し、今でも多くの人が大阪取引所を訪れている。5階のOSEギャラリーは見学可能(平日)で、五代公直筆の設立趣意書なども見学できる。1階にはセミナー開催可能な吹き抜けのアトリウムがあり、市況情報が表示される大きな株価ボードも設置されている。開会前には用意した席はほぼ満席の状態に。

 

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【開会挨拶】東京証券取引所 執行役員 金融リテラシーサポート・エクイティ市場営業担当 村田雅幸氏「大阪取引所の紹介」

 開会時刻を迎え、本日の司会進行役はラジオNIKKEIの経済番組でパーソナリティを務めるフリーアナウンサーの内田 まさみさん。「証券投資の日は毎年10月4日ですが、「いい投資の日」の11月14日は、実は投資家にとって1年で一番お得な日なんです。今日はその辺りをたっぷりとご紹介していただきます。」と冒頭に挨拶。

 その後、主催として開会挨拶に立った村田氏は、「今日のセミナー会場であるここアトリウムは、大阪取引所の大納会・大発会も行っている場所。NHKの朝の連続ドラマ「あさが来た」の五代友厚公の銅像も取引所の前に立っている。」と紹介。さらに北浜のシンボルである大阪証券取引所(当時)ビルの建て替えについても触れ、正面ドーム保存の声も多かったことから、ドーム外壁を解体・保存して立て替え時に低層部として再現(高層部は最新鋭のオフィスビル)させたとし、場立ちが手振りで取引していた時代の立会場や、取引所に来場した際の松下幸之助氏に関するエピソードなどを挨拶で紹介しながら、金融派生商品等を取扱う大阪取引所を個人投資家により一層身近な存在として感じてもらえるよう、その歴史やトピックスを来場者に説明して挨拶とした。

 

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【講演】関西学院大学大学院経営戦略研究科 教授 岡田 克彦氏「なぜ11月が『いい投資の日』?~ハロウィンと投資の不思議な関係~」

Morgan Stanley、UBS Securitiesといった外資系を渡り歩きシンガポールでヘッジファンドHalberdier Capital Management Pte. Ltd.を共同創業した経歴を持つ岡田教授の専門は行動ファイナンスであり、今年のノーベル経済学賞を受賞した近年注目の領域。

 岡田氏は講演で、「ハロウィーンから半年」(年前半)と「ハロウィーンまで半年」(年後半)の株価指数の月次平均リターンを比べると、年前半のパフォーマンスが年後半を圧倒している傾向にあることを、過去50年など長期的なデータに基づきながら説明。しかもこれは日本だけではなくアメリカをはじめ多くの先進国で観測されているデータも披露。ちなみに、これを日付単位で細かく解析した場合の最適な購入開始日は11月14日であり、「いい投資の日」は」実はゴロあわせだけではないとのこと。

 岡田氏はこの「株価指数の不思議な季節性」が生じる背景や要因を行動経済学の観点から、「人間は年前半に楽観的になる動物であり、それが実際の投資行動や株価形成にこうした傾向/パターンが見られる理由の一つ」と指摘。

 これを活用した投資術として過去20年の実際のデータを提示して解説。TOPIXのETFを毎月積立投資で購入する場合でも充分な成果がありつつ、ハロウィーンから半年間だけに絞る一方で月々の金額を倍にして投資した方がさらに高パフォーマンスとなったことを解説。なお、岡田氏はこの投資術の注意点として「短期ではだめ。毎年必ず年前半がいいわけでもなく、2~3年くらいで結果をもとめたり判断することはないように」と、長期的なデータに基づく傾向を活用したものであることを強調していた。

 最後に、株価指数だけではなく個別銘柄にも季節性が観測されることにも言及。国内上場の約3,600社にはそれぞれ企業特性の違いから季節性(旬な時期)もまちまちであり、これを解析するにはもう人力では至難とのこと。最近さまざまな業界で実用化のすすんでいるAI(人工知能)が実際この解析に使われており、今後は資産運用の世界でもAIの利活用がすすむだろうと、しめくくった。

 

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